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■ エアコンの話 ■

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 エアコンとはエアーコンディショナーの略で、「空気の温度や湿度を調節するもの」という意味で、冷房専用と冷暖房兼用(ヒートポンプ)があります。

 エアコンは、家の外に置く室外機と、家の中に取り付ける室内機の2つに分かれ、室外機と室内機は銅パイプ2本でつながり、そのパイプ内をフロンガスが気化熱という原理を利用しながら循環します。

 →気化熱とは・・・液体が蒸発して気体に変わるとき、周囲の熱を奪うことをいいます。

 室外機には、圧縮器と放熱器がついており、フロンガスを圧縮・液化して熱を外に逃がす役割をします。そして圧縮されたフロンガスを室内機に引き込み、急激に蒸発させるときに生じる気化熱で部屋の温度を下げるのです。

 病院で注射する前にアルコール消毒しますが、アルコールを塗った部分がひんやりするのではなくアルコールが蒸発するときの気化熱が皮膚の熱を奪っているからなのです。
夏におこなう打ち水をすると涼しくなるというのも、水が蒸発するときに地面から熱を奪っているからなのです。

 また冷暖房兼用(ヒートポンプ)の暖房の場合は、パイプ内のフロンガスの流れが逆になります。 つまり、室外機のほうでフロンガスを気化させて外の熱を奪い、その熱を室内機で放出させたわけです。
このためヒートポンプでの暖房は、外気温が非常に低いとあまり熱を奪えないため、効率が悪くなってしまいます。

         

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